爺じの菜園日誌 #3
9月8日(金曜日)台風13号接近につき雨
今年の夏は本当に暑い日が続き、しかも雨がほとんど降らないというこれまでにない天候でした。畑はからからに乾燥し、夏野菜は水不足で生育不良、家庭菜園など趣味の世界は良いとして、専門に野菜を作っている農家さんのご苦労はいかばかりかと思ってしまいます。これが10年に一度とか50年に一度とかでなく、毎年の事にならないことを祈るばかりですね。
さて、我が家の菜園の秋野菜について少しお話をしますね。毎年ブロッコリー、キャベツ、白菜と大根を作っていますが、ブロッコリーとキャベツは7月下旬に、白菜は8月のお盆前に、大根は9月初めににタネまきをしました。大根以外はポットで苗を大きく育ててから畑に植え付けますが、今年はほとんど雨が降らないため植え付け後は毎日のように水やりをしました。畑が家から近いため、ロービジョンの私でもバケツとジョウロを抱えて水やりが作業がかのうでしたが、畑が離れていたらとてもこのような作業は不可能で、栽培はあきらめなければならなかったかもしれません。
ブロッコリーとキャベツのこれからの難敵はモンシロチョウの幼虫たちです。完全無農薬で育てたいのですが、いったん卵を植え付けられると、ブロッコリーもキャベツも壊れたコウモリ傘のように葉脈だけが残った葉になってしまい、生育ができなくなります。そこで対策としては、植え付けたときに、オルトラン粒剤を根元に撒き、薬が効いている間に防虫ネットで被覆をしてやります。完全ではないのですが、こうすると殺虫剤を散布しなくてもある程度の被害が防げて冬には大きなブロッコリーやキャベツを安心して食べることができます。最初の粒剤を撒かなくて済む方法があれば最高なんですが、どなたか良い方法があれば教えてください。
白菜は植え付け時に大根は発芽後、やはり虫の食害を防止するためにオルトラン粒剤を少し使いますが、それ以降は防虫対策は特にしていません。白菜には若干虫が入ることがありますが、食べるときに注意をしてもらって、殺虫剤を食べるより虫のほうが安全だよと家人に伝えて料理に使ってもらっています。虫嫌いの妻もそこは納得して使ってくれています。
秋野菜の生育を手で触れて感じながらも、夏野菜の畑の片づけをしなくてはなりません。まだトマトやナスが若干収穫でき、遅くにタネまきをしたきゅうりが少し収穫ができていますので、状況を見ながら型付け作業をしたいと思っています。
また、夏の間南面の居間を日陰にしてくれたゴーヤも、もうすぐ最後の収穫を終えれば片づけをしなければなりません。暑い熱い夏を耐えてくれたゴーヤたちに感謝ですね。青ゴーヤ、白ゴーヤの果実はおいしいゴーヤチャンプルとして何度か楽しませてもらいました。
乾燥した畑も台風13号の持ってきた雨で潤っていますが、これ以上は降らないでほしいなぁと、勝手なことをつぶやいています。